今日は久しぶりに子供に戻った感じで楽しかったしほみつぎ(@kodomotravel)です。
そう、数ヶ月前から楽しみにしていた日帰り天才合宿@藤野に参加してきました。
天才合宿とは
こどもも自分も発達障害のシングルマザー『永井吾鶴美 ながいあづみ』と『林和文 はやしかずふみ』の二人が主催する、こどもの天性の才能(天才性)を刺激するための合宿。
第1回目の天才合宿は『大人が邪魔をしない』をコンセプトとして2016年夏に
熊本県『三角エコビレッジサイハテ』で3日間 開催される。
この合宿では予想通り、こども達は大人の制限さえなければ、自主性も創造性も発揮。
学びは大人の方が大きく、いかにこどもに制限をかけないようにするのが難しいか、
いかに大人とこどもの線引きをせず、いかにして刺激を与えられる背中を見せれるか。
次への課題がいろいろ浮き上がりました。 → 続きを読む
という、面白そうなイベントが日帰りイベントとして、神奈川県相模原市の緑豊かな『芸術の町 藤野』で開催される!というので、割と早い段階から予約を入れて息子より私がわくわくしながら(笑)行ってきました。
アートの街 藤野に現れた日帰り天才合宿
仕事のTODOが終らず開始から遅れる事40分後に現地に到着。
会場内に入ると、小さな体育館的な部屋は子供、大人、段ボール、木や葉っぱ、
自家製おもちゃ、積み木、楽器で溢れかえっており、各々が自分が興味がある、好きな事を勝手にやっている光景が目に飛び込んで来た。




途中参加だったので後から知ったんだけど強制ではないけど皆で
「段ボールで好きな仮面を作って被ろう」という事。
だからみんなが思い思いの仮面を作っており、そしてそれぞれにものすごい個性が
にじみ出ていて全く違って本当に面白い事に。
ちなみにこの写真の少年↓ の仮面は所々付いているカラーセロファンの色を違う色にしているから、覗くと色によって視界の色が変わるので「青は海!」「緑は草原」「赤は火」「黄色は。。。(忘れた)」
と、そのカラーフィルムを通して見える世界を説明してくれている図。

段ボールでどこまで高くする事が出来るかに挑戦!する図。

ステージ裏では思い思いに影絵作りに没頭してみたり。

最初は小さかったこの段ボールの街も、皆の手によりどんどん拡張されていって最後はかなり長く大きな街になっていましたよ。

この虫も段ボール製!

この子最高に素敵だったなー。
段ボールでフル装備なんだけど、ちゃんと段ボールで作った槍も持ってるの!

途中から始まったゲーム大会!
これも全部その場で段ボールを使って手作りです。

「天才」文字が入ったランチは完全ビーガンのお弁当ですっごく美味しい。

オベントークで主催者達の個性を再確認
そしてこの美味しいランチを食べながらの「天才トークショウ『オベントーク』」は、
藤野在住アーティストで「日帰り天才合宿@藤野」仕掛け人の傍嶋飛龍氏、星野諭氏、武笠太郎氏に加えて、天才合宿いいだしっぺ永井あづみ氏を招き、
元神童の山本泰行の司会の元
「こどもたちが生まれ持った天性の才能とどう向き合っていくか」、「発達障害ってなんなの?」といったテーマを盛り込んだ天才力についてのトークショーでした。
このトークショー、途中までしかきちんと聞けなかったんだけど面白かった。
わたくし実は「発達障害」という言葉が大嫌いで、単なる個性だと思っている人です。
何でも病気にして薬を飲ませようとする精神科医と、病名を貰って安心する親。
だからこのトーク、実はあまり期待していなかったんだけど、もっと集中して聞いてみたいなと思った程面白かったです。
ちなみに皆さん、かなり個性的なのでちまたで言う「発達障害」系を名乗っていましたが、
得意な事を仕事にして稼いでいるし、発達障害という言葉を使っているのは
「個性」というよりもその方が、今の世の中が通じやすくなっているからなのでしょうか。
実際「発達障害だからって薬なんて飲んでもダメ、あんなのはただの金儲け」と永井あづみ氏。
その言葉を聞いて安心。
そしてこのオベントークの中でもいくつか印象に残っているのがこちら。
星野諭さんは小さいときは相当やんちゃの暴れん坊だったが、実は一級建築士の資格を持っている。
それを誰かが(もしくはご本人かな)
「かなりいっちゃっててもね、それがまわりまわって1周するくらいいっちゃってたら1級建築士の資格も取れるんですよね」
傍嶋飛龍(Hiryu Sobajima)さんは小学校時代、あまりにも落ち着きが無さ過ぎた為にお母さんが学校に呼び出され支援学級に入る事を勧められたが、
母「うちの子供は周りよりも少し成長が遅いだけです」と一喝。
また兄弟で6畳で野球をやってても一切怒られた事がないとか。
おさかな君なんかはいい例だけど、本人の才能は勿論だが、親が自分の子供をどれだけ信じて好きにやらせてあげるか、余計な口だしはせず協力してあげれるのか?が子供の才能を最大限開花してあげれるかどうかなんじゃないかと思った次第。
また今回の参加者達の子育て意識が高かったので
「自分の子供さえよければいい」「自分の子供だけ面倒見る」という考えがなく
「全員で全員の子供と遊んで面倒を見ている。面白い所は見つけて褒める」のが本当に心地よかったです。
そんな状況なんだから
私ももっと息子から目を離してイベントを楽しめば良かったんだけど、
どうも2年前の息子3歳の時に
「ちょと目を離した好きに行方不明で警察署に保護」された事がトラウマになっていて 口は出さないけど目を離す事が苦手になっている私に気がつきました。
そこ反省。
そして最後のフィナーレはリミット外した大人と子供が入り乱れてのサークルダンスです。
改めて写真をみると私 全然リミット外せてなかったわ〜〜〜〜!

兎に角本当に楽しくて素晴らしいイベントでした。
この企画は今後も続き年に2−3回は開催されるようです。
わたしはいつかサイハテビレッジのイベントに参加したいなと思っています。
まずは日々、子供に対して「口を出さない」「見守る」「いい所は具体的に褒める」そして自分も「リミットを外す」事を意識して行きたいなと思いました。
