ここがあるなら諫早市に移住してもいいかも….? とまで思ってしまった しほみつぎ( @kodomotravel )です。
先日 長崎県諫早市が管理運営している「こどもの城」に行ってきました。
運営しているのが「市」と言う事は、きっと融通の利かない役人気質バリバリの
たいした事ない施設なんだろうな、なんて思いながら鼻くそほじほじ片手運転で現場に乗り付けた三次家。
そしたらそこは、シンデレラ城みたいなキラキラふわふわ系♬

じゃなくて、
ギラギラごりごり系の 風雲たけし城が!!!
そう、私の大好物なやつ。

脳内アドレナリンでまくって思わず片道1時間かけて2日連続で通っちゃいました。
諫早市 こどもの城とは
長崎県諫早市政策振興部が管理運営しています。
「恵まれた自然環境の中で、子供たちの主体的な活動、子ども相互の交流、家族その他子どもたちを見守る人々の交流等を通して、子どもたちの生きる力を培うこと」
子どもたちを遊ばせるのではなく、
子どもたちが自ら考え、行動出来る力を培う事をめざします。
その手段として、 恵まれた自然環境、子どもたちの主体的な活動、子ども相互の交流、家族その他子どもたちを見守る人々との交流を意識します。
[su_highlight background=”#ffaf99″]「ふらっと来れば遊ぶとこ、ねらって来れば深いとこ」[/su_highlight]
これはあるお母さんが仰った言葉だそうですが、実際足を運び肌で体験したら非常に納得したのでした。
施設内容
屋内と広大な屋外施設とで別れており、ハイハイしている小さなお子さんから大人まで楽しめる作りになっています。
屋内は 「 1F プレイホール / 2F遊びスペース/ 3Fごっこスペース」で構成されており
これは2Fにある木のプール。
かなり ひろい木のプールには滑り台もあるので子ども達に大人気。

これは高さ10Mあるクライミングウオール!
土曜日・日曜日・祝日:午前9時30分(午前9時整理券受付スタート)から定員20名のみ参加可能。
参加資格は幼児~大人まで。
大切なのは、「できる・できない」ではなく、[su_highlight background=”#ffaf99″]「やろうとするかどうか」[/su_highlight]。
のぼり方は自由。
チャレンジの度合いは自分で決めます。

おむつ交換台やベビーベッドは勿論、食器、電子レンジ等も用意されているので
昼食時間ともなると皆さんそれぞれ持ってきたお弁当を広げて食べていました。



3Fには ハイハイ赤ちゃん用のスペースや絵本、おままごと遊びが出来るスペースがあります。


ちなみに私が行った初日は2F奥のテーブルでドングリ試食会をやっており、集った子どもやおかあさんがテーブルの上で一心不乱に食べていました(笑)
因に、ドングリってドングリの木があるわけではなくて
ブナ科の、特にカシ・ナラ・カシワなどコナラ属樹木の果実の総称だって知ってました?
[su_quote url=”https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AA”]
特徴として、先端はとがり、表面の皮は硬く、上部はすべすべして茶色、下部はぶつぶつした薄めの褐色である。
ドングリのイメージとして、細長く、下部をぶつぶつとした殻斗が覆う、というものがしばしば見られるが、クヌギではドングリは丸く、殻斗は毛が生えたようになっている。
内部の種子の大部分を占める子葉はデンプン質に富み、人間を含む動物の食料になる。日本の古典的な玩具(独楽など)の材料にもなった。[/su_quote]



初日は到着した時間が閉館間際だったので滞在時間も2時間くらい。
でもどう考えても面白そうなので翌日も片道1時間かけて遊びに行きました。
こどもの城では、毎日面白そうなWSが開催されているが、
私が遊びに行った2日目は 「魚の捌き方WS」「ロープの結び方WS」をやっていまいた。
丁度ロープの結び方を学んでみたかったのでそちらのWSに参加してみました。
会場は天気がよかったので外!



ちなみにこの方が ↑ 名物 館長です。
一番の遊具はスタッフ!?
ここの館長にはじめて会ったときの一発目
[su_highlight background=”#ffaf99″]「うち(こどもの城)って手荒なんですよ〜」 [/su_highlight]
でもそういう所がわたしは大好きです!
わたしも自分の子どもを持つようになり、子どもが居る公園や施設に行く機会も多くなったので気がついたのは、みんな こどもの凄さに気がついていないという事。
こどもは「なにも出来ないか弱い存在」であるかのように扱っている事。
「○才だから出来ない」「○○ちゃんにはまだ早い」etc….
この施設、市が運営しているのでスタッフのうち何人かは「市の公務員」なんだけど、どのスタッフにも共通している認識が
「こどもを何も出来ない人としては扱わず、一人の人間としてきちっと扱っている」ところ。
こども達に全身全霊で向かっている所などは本当に素晴らしく、ガッツリ遊んで叱る所はきちんと叱る。
側で見ていて色々と学ばせてもらいました。
また育児ノイローゼになりそうなお母さんが来たら話しを聞き、
赤子連れだったらすっとだっこしてあやしてあげてお母さんにつかの間の休息を与えてあげたり。
小さい頃から母親以外の沢山の人にだっこ、触れられる事は重要なはず!というのが私の自論。
なのでそれもごく自然に取り入れられておりさすがプロ、分かっているなと思ったし、施設にありがちな
[su_highlight background=”#ffaf99″]「お母さん、自分の子どもくらいちゃんと見ていて!」[/su_highlight]というのがゼロ。
あの何気ない一言って、育児に疲れきったお母さんに更に追打ちかけてるようなもの。
せっかく遊びに来たのに
「外に出かけいけど子どもを見るのが大変!
だったら出ないで自宅でDVD やTV でお見せて過ごした方が楽」
なんて思って外出を控えちゃったりする人もいるはず。
とりあえずここ、こどもの城に来たらスタッフがいるから休むの全然ありなんですよ、という素晴らしい状況。
そしてもし自分に余裕があるなら、他の子どもさんも見守りましょうね。
という助け合いの精神が溢れていてそれが非常に心地よいのです。
館内には心にささる標語が沢山あったのですが、中でも好きなのはこの標語。
[su_highlight background=”#ffaf99″]見守ろう 我が子とともに よその子も[/su_highlight]

昔は地域全体で子どもを見守っていたのに、現代は全てを母親1人が背負わないといけないような生活環境になってしまった事が「子育ノイローゼ」の最大の原因だと思っている。
皆が自分の子どもだけではなく、他の子どもも我が子同様に見守る事で世の中の子育がぐっと楽になるはず。
市が運営している中というか、私立の施設でもでここまでぐっとくる施設ってはっきり言ってないのではないでしょうか?
フリースクールやナチュラル系子育に興味がある方には一度行ってみて欲しい場所。
私もこの記事を書いていたらまた無性に行ってあの素敵なスタッフの方々に会いたくなってきています。
ハイハイから老人迄楽しめる。
雨の日でも暑い日でも楽しめる。
子どもを重んじる素敵なスタッフが常駐している。
しかも 無料!!!
今の所 わたし的には日本国内 NO1遊び場 です。
「こどもの城」
〒859-0307 長崎県諫早市白木峰町827−2