大人気で品薄「 小鹿田焼 (おんたやき)大分県日田」を手に入れるなら年2回の「この日」を狙って。

今回の九州の旅が完全に「窯元を尋ねるうつわの旅ー九州編ー」に」なっているしほみつぎ(@kodomotravel)です。

そう、その器に出会ってしまったのは2016年の寒い12月のある日。

普段目の前を通っても開いているのか開いていないのか分からない、近所にある器屋さんがその日はひっそりと開いていた。

 

ふらっと入って厳選されているので展示数が少ない商品の中から手に取った器が「小鹿田焼(おんたやき)」。

自宅に帰って盛りつけてみると力強いお皿の力なのか、いつもの料理が華やかに美味しそうに見えるではありませんか。

そしてみごと器にハマる。

 

ということで、
今回の九州の旅で大分県にも行ったので、小鹿田焼の地 がある日田市へ行ってきました。

 

小鹿田焼とは

大分県日田市の山あい、皿山を中心とする小鹿田地区で焼かれる陶器。
その陶芸技法が1995年(平成7年)に国の重要無形文化財に指定され、2008年3月には地区全体(約14ヘクタール)が「小鹿田焼の里」の名称で重要文化的景観として選定されている。

小鹿田の窯が一躍脚光を浴びるようになったのは、1931(昭和6)年のある出来事がきっかけでした。
『どんな窯でも多少の醜いものが交じるが、この窯ばかりは濁ったものを見かけない』 

と驚いた柳宗悦は、後に「日田の皿山」という紀行文を発表し賞賛。

以来、豊後の山奥で焼かれる無名のやきものは小鹿田焼と呼ばれるようになり、日本の代表的民陶として広く知られるようになりました。
1954(昭和29)年には、バーナード・リーチが小鹿田地区を訪問をし、3週間滞在しています。

出典:小鹿田焼|日本の代表的やきもの産地を紹介。陶磁器の解説と陶産地周辺の観光ガイド:全国旅手帖−陶芸ZANMAI

バーナード・リーチ ———–
イギリス人の陶芸家であり、画家、デザイナーとしても知られる。日本をたびたび訪問し、白樺派や民芸運動にも関わりが深い。日本民藝館の設立にあたり、柳宗悦に協力した。

前日 大分県日田市に宿泊しいざ小鹿田地区へ!
車で走る事約40分くらい。

小鹿田焼の里につづく坂道を上がって行くと右手にギャラリー兼カフェがあるのでなんとなく立ち寄ってみました。

そこは小鹿田出身のオーナーが小鹿田焼きを専門に扱うギャラリーでコーヒーも飲めるようになっている。

素敵な小鹿田焼のうつわたちを眺めて これからいく窯元で
何を買おうかな〜とうきうきしていると衝撃の一言が…

 

ギャラリーオーナー

「最近は都内のセレクトショップでも扱われるようになったため、年に2回の陶器市以外に行っても商品があまりないようで、結構みなさん窯元に行って気に入ったものがないからと帰りにこちらに立ち寄って買って下さる事が多いんです」

と、笑顔でさらっと言うではありませんか。

「な。。。。なにいいいい。。。。」

しかも私が到着した日の丁度前々週に、年に2回ある陶器市のうちの
1つが終っている。

5月3〜4日  [ 小鹿田焼 唐臼祭]
10月第2土日 [小鹿田焼 民陶祭(おんたやきみんとうさい)]

ここまで来たのに何と言う不覚。
もう嫌な予感しか有りません。

「電気ではなく川の水力を利用して唐臼で土を細かくしているから
唐臼のギーコンという音がまた風情が有っていいのよ〜。昔の日本が未だに残っている感じ。
器を買わなくても行くだけでも価値は有るわよ」
前日泊まった旅館の女将の言葉を思いだし、とにかくここ迄来たんだから行くだけ行ってみよう。

もしいいものがなくても、このギャラリーで購入できるんだ!と思えば何て事はない。

と、気を取り直して行って参りました。

車で行く場合のおすすめ順路

まずは車で上って行って左側、一番上にある「小鹿田焼陶芸館  おんたやきとうげいかん」ヘ。

【小鹿田焼陶芸館】
9:00~17:00
休館日/水曜日・年末年始
入館料/無料

無料の駐車場が有るのでそこに車を停めて、陶芸館で小鹿田の歴史や
資料を勉強。 ☆この本お勧め!☆

見終わった後は、歩きで坂を下っていきながら道路左右にある窯元さんを一軒づつ尋ねる。
どの窯元さんも 製作現場の隣に「お店」を構えているので購入可能です。

土作りも手作業です。

白臼の音が村中に響いています。

 

そして、右側に食事処 「山のそば茶屋」が見えてきたらほぼ終点です。

そこで休憩するもよし、そのまままた坂道を上って駐車場へと戻ります。

ランチをするなら「山のそば茶屋」

ランチは是非この「山のそば茶屋」さんで!
小鹿田の地唯一の食事処です。

お店の下には小川が流れていて窓からは緑の木々が見えるゆったりとした空間です。
メニューはおそば、鮎の塩焼き、甘味と一通り揃っています。
もちろん うつわから小物入れから全てが小鹿田焼です。

大分県日田市源栄町皿山160-1

営業時間 10:00~16:00

日曜営業

定休日 不定休

小鹿田焼の特徴  「一子相伝」

小鹿田焼の里の窯元は全部で10軒。

窯元では、開窯当時そのままの作業場で、今もなお、親から子へと技法と作風が伝承されており、
家族のうち子一人が窯を伝承するという習慣が今も続いています。

また小鹿田焼のうつわの裏などに、
作った人、個人の名前を入れる事はしないために
このお皿は誰々が作った小鹿田焼だというのは素人には分かりません。

小鹿田焼の里で産まれたものは一律「小鹿田焼」になるんだそうです。

とは言っても作り手の個性というのはどこかに出るもの。
長く見ている方やプロであれば
「この小鹿田焼は○○窯のもの」というのは分かるし、やはり窯ごとに癖や特徴があるんですよ、とは前出のギャラリーオーナー。

 

結局ほぼ全ての窯元を回って購入したものはお皿数枚。

年に2回あるという陶芸祭の時にいったいどれだけの器が並ぶのかは行っていないのでわかりませんが、でも明らかに品薄な感じでした。

帰りにに例のギャラリーに立ち寄ってコーヒーを飲みながら
うつわを追加購入して次なる地へ車を走らせたのでした。

まとめ

行ってみた感想とまとめ

1)商品が割れるものなのと、坂も急なので相当好きでもない限り
子連れはあまりお勧めできません

2)  本気買いで行くなら年に2回の陶芸祭を狙って行くべし!
5月上旬(3~4あたり) [ 小鹿田焼 唐臼祭]
10月第2土日 [小鹿田焼 民陶祭(おんたやきみんとうさい)]

3) 小鹿田の里にいくまでに2軒程ギャラリーが有るのでチェック必須
10月にある陶芸祭りに行こうか今から迷い中です。

素朴だけど力強い、手間がかかっているけれども決して高くはない小鹿田焼、チャンスが有れば是非ご自宅で使ってみて下さい。

【2017年版】全国陶器市スケジュールまとめ