今回の旅では寝袋で寝る事が多いため
「布団最高!」
「布団さん、この世に存在してくれてありがとう!」
と、普段であれば絶対に気がつかないようなめちゃくちゃ小さな幸せを発見中のしほみつぎ(@kodomotravel)です。
先日、
愛媛県愛南町在住の独身/好青年/高級養鶏場経営 Mr.吉田(20代?忘れた)が、何やら裏山でブッシュクラフトという大人の遊びをしているというので行ってきました。
めっちゃ簡単に言うと……野宿です by 5歳の息子。
いえいえ、そんな一言で片付けられないような充実感があったのでご紹介。
ブッシュクラフトって?
そもそもブッシュクラフトとは何か?
人と自然が深く関って生活していた時代の知恵や技術
(文明の力に頼らず、最小限の道具を使い、
自然の素材を利用して生み出す)
を身につけるアウトドアスタイルの一種。
ちなみにブッシュクラフトを知らなかった私の超勝手なイメージは
背景は「川(川幅30Mくらい)」と背後に「森」。
「砂利に組み立て式椅子」に「ひげはえてる白人」が座りながらたき火を前に、遠くを見つめながら毛布に包まって「コーヒー飲んでる」持ち物は飯ごうとナイフ!時刻は夕暮れ…か起きがけ早朝(笑)
ってこれ、多分コーヒーの広告で見た気がするので洗脳されているんでしょう。
その後、色々とサイトを徘徊してみた結果、
極力文明の力に頼らないために
「テントなし、タープ、ハンモック、ナイフという最低限のもので生活する事」である。
って、タイにある「虹の学校」が年に一度子ども達の為にやっている「森合宿」がもろ当てはまる事に気がついたのでした。
(学校から3−4時間歩いた山の中でする合宿。持ち物にテントやタープはなし。現地に到着したら竹を切って寝床、テーブル、食器、魚を運ぶカゴをつくり、食料は川で魚を捕って…)
★森の学校の様子はコチラ。
実は、
来年の3月にこの虹の学校の森合宿に参加できたらいいな、と思っているので、その前に日本でもブッシュクラフトを息子と体験してみたくてMr.吉田にお願いして今回連れて行ってもらったというわけ。
私が仕事を兼ねた旅の途中だった事もあり、持っていたのは寝袋1つのみ。
その他の道具は全てお借りしての完全ダメ人間を受け入れて下さり感謝の念しかありません。
ブッシュクラフト 当日の流れ
今回の参加者は 私と息子、そして森さんという横浜出身で4月から愛南町の地域おこしになられた方を含め4名。
1時集合でいざ裏山出発です!

ってMr.吉田宅から出発して10分くらいで着いちゃう距離なんですが(笑)5歳息子に万が一何かあっても安心なので子連れには非常に心強いです。
到着してまずやる事は、 昔は田んぼで今は荒れ地になっている山の中の平坦な所にタープを張る作業。




タープを張るのに必要となる杭はまっすぐで直径3cmくらい長さ15~20cmくらいの木。
それを森の中から6本探してきて、片方を斜めにカットして地面に刺さりやすいようにします。

タープを張る際にロープが短い場合は 「本結び」して延長。
さらに
『自在結び』でロープの長さが調節できるように結ぶとタープを張り直したり緩めたりしやすいそうで早速
ロープの奥深さを知る。


そしてタープを張った後は、たき火用の木を探してきます。

お皿とお箸を作るので竹もカット!


ついでに手持ち無沙汰になった息子に竹で弓矢を作ってくれるMr.吉田。


教えてもらっても難し過ぎて5分で飽きる息子。
大人3人でワイワイやってて相手にされずつまらない。
ハンモックにも飽きたので↓
妙に静かなので寝たのかな?と思って覗いてみると
目は遠くの方を見ながら起きてる!!
何考えてるんだろう、ちょっと怖い。

その間、大人は竹の箸作りをしたのですがこの作業がかなりはまってしまい黙々と作業する事30分、今回使う為に作った食器とお箸が完成しました。

食事
そしてお待ちかねの夕ご飯は…..
じゃーん、Mr.吉田が準備してくれたのはご自分の鶏舎から取ってきた最高級鳥、姫っこ地鶏!様。
これをその場で作ったお手製竹串に刺して遠火で焼く事40分くらいかな、、、、
煙効果も相まってスモーキーな最高のお肉のできあがり。

めちゃうまい!
このためにブッシュクラフトをやっているようなもんだ(by Mr.吉田)みたいな事を言ってた気がする。
この ひめっこ地鶏は普通に食べても美味しいのに、この焼き方でさらに美味しくなって生きてて良かった!!!

あとは飯ごうで炊いたご飯。
鶏の脂がのった竹の器に乗せて一緒に頂く幸せときたら。。。。。
Mr.吉田の作る姫っこ地鶏を知っている方なら分かるはず。


食事の後は
美味しいご飯を頂いた後は自由時間です。
各々が好きなように過ごします。
火の番をしたり。
山の周りを散策したり。
みかん畑があってお花の香りがしていました。

夜。。。
そして7時過ぎには辺りは真っ暗になります。
暇過ぎた息子は早々に寝てしまい1人の時間をゲットした
私は火の番をしながらKindleで読書。

たき火を眺めていると心落ち着くのを感じるので大好きな時間。
また自然の中にいると、自分の悩みの小ささや存在の小ささに気がつかされます。
後日 Mr.吉田に 月に1度程ブッシュクラフトをやっている理由を聞いたらこのような回答が。
気持ちとか集中力のリセット。
下界にいるとどうしても仕事のこととか、雑多なことで気を取られるので。
生きるのに最低限必要なことに集中できる環境です。
なるほど…..
現代人忙しいしなあ。わかるかも。
翌朝は 7時に起こされて下山するとMr.吉田のおかーさまが
サムゲタンを用意してくれていました。
美味しく頂き感謝です。
子連れでブッシュクラフトの感想
ブッシュクラフトの場合基本的にはテント無しが多いようなので(勿論強制ではありません!)
子連れの場合は、年齢にもよりますが色々と考慮した方が良さそう。
ブッシュクラフトに興味を持っている子供ならまだしも、それ以外だと
クソつまんない「親(大人)の野宿」に付き合わされているだけになってしまいます。
最悪の場合キャンプ嫌いまでなっちゃう可能性も(💦)
うちの息子、マイナスワードは言うけど「嫌だ〜ぎゃあ〜」などの癇癪を起こす事はないので、今回はやる事がないと気がついたようで相当早いうちから寝袋に入っていました。。。
ただ夜中に何度も「寝袋が暑い」と起き、風邪をひかれてはたまらないのでその度になんとか言いくるめて寝袋に押し込んで… を繰り返したので親子で寝不足。
でも自然の中での火起こしや食事は忙しい日常を忘れさせてくれるので楽しかった。
ロープワークが出来るようになりたい。
木でなんでも作れるようになりたい。
石でかまど作ってその場でパン焼けるようになりたい。
と妄想が膨らみまくりの1泊でした。
まずは夏のサマーキャラバン(私の仕事、地方巡業)はキャンプの割合を多めにしながら移動する事にします。
今回、虹の学校主催の森の合宿参加の勝手な前準備として参加したのですが、一緒に遊べるような子供もいなかったので
さぞ暇だっただろう息子には付き合ってくれて本当に感謝。
そしてMr.吉田 今年も色々とお世話になりました!
ありがとうございました。
人気過ぎてすぐに売り切れてしう姫っ子地鶏ですが、東京にいる間は頑張って注文入れさせていただきます。
みかんや吉田

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