タケノコ美味しい!
シーズンになってタケノコが東京のスーパーに出回っても処理の仕方がわからなくて、手を出せないもやしっこのしほみつぎ(@kodomotravel)です。
別に東京出身自慢をしているわけではありませんし、
私みたいなモヤシやろうが田舎で旬のタケノコを食べて絶賛感動中です。
やっぱり人間、旬のものを食べないとね…..と、えらそうな事を言ってみたり。
さて、
先日の徳島滞在で一番たのしみにしていたのは、開校して32年になる
徳島のフリースクール「トエック」に行く事でした。
しかも偶然にも徳島滞在中に、年に一度の部外者でも誰でも参加できるトエックの「春祭り」
が開催されていたんです。
自然スクール トエック
徳島阿南市の田んぼと畑に囲まれた自然スクールTOECは1985年に開園。
農業体験や自然の中での遊びを通して、子どもの生きる力や自主性を育むちょっと変わった学校。
代表:伊勢達郎(いせ・たつろう)さん。
現在は幼稚園部と小学校部(いずれも無認可)があり、授業はまったくなく、とにかく毎日
自分の興味がある事を徹底的にやる。
遊んでもいいし、料理してもいい、本も読める。
教科書は無い。
そして中学生の年齢に達したら、4月から突然普通の中学校に通い始めるんだが……
このトエックの存在を知ったのはFBで流れて来た投稿からでした。
菌ちゃんファーム吉田俊道さんのこちらのFB投稿を見て興味が一瞬でぐわっと!!!
(一部抜粋)===========================
さて、そんな子たちが、中学校からは地元の中学校に通う。
小学校の勉強はしたことがないので、まわりについていけないはずなのだが、
中学校の1学期はもともと小学校の復習がほとんどなので、
そこで大体追いついて、2学期では追い越すことが多いそう。
それどころか、しだいにクラスの人気者、リーダーになっていく。
なにしろ自己肯定感が半端ない。
だから、相手の強いところを心の底から褒めてしまう。
変ないい方だけど、「自分の弱いところ、人より下手なところがあることに、自信がある」。
小学校時代に、友達を大切にする心、相手の気持ちを察する能力が身についているし
人間としての魅力、わくわくと取り組む姿に、
次第にみんなから慕われるようになってしまう。
自分がしっかりしているからいじめの対象にもならない。
–省略 —
知識を一方的に伝えることの多い授業スタイルって、
6才では早すぎるのではないのでしょうか?
そして人は、
したいこと、脳が喜ぶことならすごい能力を発揮するみたい。
トエックの子たちは、中学になって初めて体験する授業というものが、興味津々。
好きで集中して取り組めば、小学6年間、まったく授業を受けなくても、
中学校の初期段階で学力はほとんど追いついてしまう!
これはものすごい事実です。
それをトエックを卒業した子たちが、12年間も実証し続けている!
.
.
まあ、いいことばかりではない。トラブルもあるだろう。
でも、それこそが育つチャンスでウエルカム。
— 省略 —
=======================
ということでもうあるのはわくわくのみ。
春のトエックまつり

TOECのようちえん・小学校の誕生祭。どなたでもご参
臨時駐車場に停めて遠くを見てみると、田んぼの中に学校が見えます。

ひたすら田んぼの中を歩くこと7−8分か?とっても素朴な校舎が見えてきました。
そして会場には山で取ったばかりというタケノコ料理がずらりと並んでいるのですが、参加費用に含まれているのでなんと参加者は食べ放題!
タケノコご飯は勿論、お刺身、酢みそ、炒め、煮物、天ぷら と次から次へとタケノコ料理が生み出されいきます。





こちらのうどんは奥にあるかまど(薪)でお湯を沸かして湯がいていました。


別料金だけどアメゴも販売。


先生と、在園かOBかの トエックのこどもたちがスタッフとして料理を作ったり
飲み物を売ったり接客をしているのですが
素朴で一生懸命でキラキラしてていい感じなんです。
来た人が全部で200人くらいとのことで、園内かなり忙しいのですが、生徒がお互いに気を使って
「それわたしやろうか?」とか声かけをしていたり。
そしてもう1つ私が非常に気に入った所は、基本的に全てがセルフサービスである事。
使った食器も参加者が洗って拭いて元にあった場所に戻す方式となっているので、食べきれなくてご飯を残すなんてまずできません。
そして洗剤なども使わず環境に負担をかけないようにきちんと配慮されていました。



またお母さんたちによるバザーもあって、手作りスイーツ、タケノコ、古着やおもちゃなどが売られていました。



屋内のお部屋もあり、バサーで出されたおもちゃで皆で遊んだり(いいんだ(笑))

トイレはボットン♬(普通のもあるみたいです)
初めて経験するボットンに「臭い〜」という息子。
でも変なイメージを植え付けたくないのできちんと説明します。
「そっか臭いか〜でもこれって昔は畑にまいて肥料にしていたんだよ。栄養があるんだってさ」
この日は風はあったけど、
とっても天気がいい日だったので(でもきっと子ども達に天気は関係ないだろうけど)横にある泥の浅い水たまりでも子ども達が遊んでいる光景が本当に素敵でした。

そして、それを見たおそらく在校生のお母ちゃん
「あら〜●●ちゃん、楽しそうね。しかも気持ちよさそう!着替えないけど私もはいっちゃおう〜♬」
と言って泥の中にずかずかと入り始めたり!!!
ああなんて最高なおかんなんだ!
こういうおかんと友達になりたいです。
ちなみに見ていると参加者の殆どはトエックに通う子供とその両親や関係者、全く関係ない私のような人は数人くらいかな。
あとは町から来たファミリーは服装でわかりますね。
そして、
「あれやっちゃダメ〜」「汚い」「ダメ」「ダメ」「ダメ」。。。。という
「こどもあるある鉄板キーワード」は
殆ど聞こえてくる事なくあっという間の素敵な時間が終了。
このような子供の自主性を育む、大人はとにかく見守るような学校が全国にもっと増えていけば
この世知が無い世の中も変わって行くんだろうなと思ったのでした。
素敵な時間をありがとうございました。
自然スクールトエックFB
(今後のイベントやカウンセラー募集など)
https://www.facebook.com/outdoortoec/
トエックのHP
http://www.ne.jp/asahi/outdoor/toec/
トエック場所と問い合わせ先
徳島県阿南市柳島町南高川原92