日本でチェンマイの記事を書いていると、湧き出てくる「タイに帰りたい衝動」を抑えるのに必死のしほみつぎ(@kodomotoravel)です。
旅先で写真の整理をしていたら
タイネタがまだまだ大量にある事に気がつきました。
というか、気がついていたけど見て見ぬ振りしてました、ごめんなさい。
ということで、まずは素敵なWS情報@チェンマイをお届けします!
日本に本帰国する前にチェンマイに立ち寄ったのですが、
丁度お友達がチェンマイでの働き先が決り滞在している事を思いだし連絡してみると
「面白そうなWSがあるんですけど、しほさんどうですか?」
と誘ってくれたのが今回ご紹介する
「カレン族の村で学ぶ腰織りと天然染めワークショップ」
チェンマイに今迄で10回以上行っていますが、もっと早くに知っていたかったくらい素晴らしいワークショップでした。
カレン族に学ぶ織と染めWS
カレン族は、タイ北部・西部から、ミャンマー東部・南部にかけて居住する民族。
広義にはカレンニー(赤カレン)などのカレン系諸族すべてを含み、狭義にはスゴー・カレンとポー・カレンを中心とする白カレン・グループが主なカレン族と見なされる。
伝統的には半農半狩猟で、一般的には「首長族」として有名。
通常、チェンマイでカレン族に会いたい!となると観光地化された
山岳民俗村に行くしかないのですが、今回訪れた村は
観光地化された村ではなくて、本当に自然の村。
ちなみにこのWSは、
タイ人男性と結婚したチェンマイ在住の
Yukoさんという日本人女性が、カレン族の素晴らしい手仕事を絶やしたくない、彼女たちの現金収入になればと始めたそうで背景も素敵です。
首に飾りをつけたようなカレン族はいないけど
素朴で、普通の村。
そんなカレン族の村で、
カレン族が作ったコットンを、
カレン族自ら紡いで作った糸を使い、
その村の模様の腰布を織る。
更には、あらかじめ用意してある布を使って天然染めを体験する。
ランチ休憩で用意されるご飯もカレン族が普段から作って食べているご飯が提供されるという、兎に角盛りだくさんの内容。
スケジュール

と言う事で、当日は宿泊先のHotel迄車で迎えに来てくれます。
チェンマイ市内から車で約2時間の山の中にその村はありました。

この方がWSを取り仕切ってやっているカレン族のおばちゃん。名前聞くの忘れました。

高床式の家とその前にある「コットンの木」

1人1人にカレン族の先生がついてくれる、いわばマンツーマン指導。

まずはこのボールの中から自分の好きな糸の色を選びます。

この色だと仕上がりはこんな感じになるわよと説明をしてくれるので
それを聞きながら各自が好きな色をチョイス


縦糸の掛け方を教えてくれるので、やってみます。
ひたすらやらされるので覚えてしまえばわりと簡単。
でも遅いんだけどね。

あまりにも遅いので途中からおばちゃんがやってくれます↓ さすが早い。

縦糸ができたら今度は横糸を織っていきます。

これも同じ作業の繰り返しなので、覚えればどうってことないのですが
横糸のかけかたは覚えるまでに20−30分はかかります。

おばちゃん達、英語は一切喋れないので
「あーしろこうしろ」とかこうやったら簡単だよなどのコツなどは一切教えてくれません(笑)
ひたすらやっているのをこちらが見て覚えてやり、もし間違えたら
横から「それ違う」みたいなツッコミがはいる。そんな感じ。
「何も言わん。とりあえず見ろ!」的なのり。
そしてひたすら自分でやる事も可能ですがそうすると帰る時間迄に
終わりません。
よって途中からおばちゃん達が最後迄織ってくれます。

何故かとなりで寝てるカレン族のおじちゃん。
すごいよね、知らないゲストしかも外人がいてもおかまい無し!最高だ。

占い師のおじいちゃんが…..
そうこうしていると、どこからか おじいちゃん登場〜〜

聞くとメインで仕切っているおばちゃんのお父さんで、結構あたる占い師さん。
主に「カラス」がその人に付いているか付いていないかを生年月日で見てくれて
付いていたらお祓いをして追い払ってくれます。
このカラスですが、その人の後ろに
付いていると、入ってきたお金を食べてしまうので、その人は一生お金が貯まらないんだとか。
ちなみに 酉年の人にはかならず1匹はついているそうですよ。
そしてこれは、酉年のお友達に付いていたカラスを追い払っている所。

あとは 恋愛、健康、将来の事、家族の事など知りたい事も
相談にのってくれます。
時間にして20〜30分、これで金額がたしか 35B(約120円)
安っ!!!
最近まで体調が悪くて三途の川を渡りそうになったおじちゃんが体験した不思議話しを聞いた後は
お待ちかね、カレン族おおばちゃんが作るランチが登場。
カレン族のランチと午後の染めWS
ランチは高床式住居でみんなで輪になって頂きます。
メニューは もち米、野菜の炒めたもの3種類、卵焼き。
とってもシンプルだけどとっても美味しい!


もち米LOVEな息子は一番大きなもち米の入ったカゴを側に置いて独り占め。

もうこのままここで↓お昼寝したい!という願望を押さえ、午後は染めのWSです。


実を割って染料を作る所も体験させてもらえますが、その後は白い布を
自分の好きな濃さになる迄染めていくだけなので簡単です。



このように染まったものを洗ってから乾燥させると出来上がります。


染のWSが終った頃には おばちゃん達による腰布も完成していました。
これが私が選んだ糸でできた腰布です。
はじめは固い布も洗っていくうちのどんどんと柔らかくなり味がでてくるのでスカーフとしても使えます。

ワークショプの費用と連絡先その他のおすすめWS
朝の8時にHotelに迎えに来てもらい、Hotelに戻ると既によるの8時近くになっていました。
とっても長くて疲れたけれど、充実した一日。
現在この織りWSをやっている敷地内にゲストハウスを建築中なので
これからは1泊や2泊でWSを受ける事も可能になるそうです。
とりあえず興味がある方、まずは日帰りのこちらのWSを受けてみてはいかがでしょうか?
本当にお勧めです。
Murwata
参加費用
1名様参加の場合、お一人での負担額=6500バーツ
2名様参加の場合、7000バーツ=お一人の負担額=3500バーツ
3名様以上参加の場合、お一人の負担額=3000バーツ
料金に含まれるもの
運転手付き車、交通費、コーディネート、コットン布約130cm1枚、昼食、天然染めwork、腰織りwork(腰織り布)
村の人たちへの収入
http://www.murawata.com/
またその他にもまだ参加した事無いけど行ってみたいツアーはこれ。
タイ北部、チェンマイにて開催。ベジタリアン料理研究家・ターおばさんの料理教室
ナチュラル系に興味がある人には天国のチェンマイ。
また次回 2017年にいく予定なので今から楽しみです!