今回のペッチャブン滞在の際の楽しみにしていた事の一つが
「バナナをつかった料理」を近所のおばちゃんに教えて貰う事。
川島さん 土曜日に教えてもらえるように頼んでますから〜
でも何時くらいから教えてもらえるのかはよくわからないらしい。
土曜日 午前 、川島さんと2人で畑でみずやりをしていた時ふいっとナタを持ったおばちゃんが現れた。
川島さん あ、このおばちゃんが料理教えてくれる人ね
おばちゃんは挨拶もそこそこに、持ってるナタを器用に操りながらバナナの木をガッシガッシ切り始めた。
カメラも携帯も持ってこなかった事を激しく後悔しても遅かった。
5分くらいで太かったバナナの木が最終的には直径15 センチくらいの太さに。
これ、料理するバナナの茎。
そう言っておばちゃんはバナナの葉とともに消えた。
昼前、自宅で休んでいると突然 奥さんのジアップちゃんが
「料理教えてくれるって〜」
その家は高床式であった。
窓は無い。
中に入るとまずはリビング、そしてその奥(歩いて10歩)の右側がキッチン、左にはドア付きの多分寝室。
料理中、リビングでテレビを見ながら待ってうちの息子と
おばちゃんの娘

最近自分も料理をするようになってから、人様のキッチンに凄く興味を持つようになったのでよくよく観察すると。。。
シンクがない!

桶が3つあってそれぞれに水がたまっているので各自の役割があるんだろう。
そして、、、、床が竹でできていて結構な隙間が空いていて
そこから水を流す仕組みになっていた。
見えますかねこの結構な隙間。
そして下は地面なので、流した水に入っている残飯を
放し飼いされている犬、鶏が食べる仕組み。
循環がこんなところに!!!!わたしこの循環にはかなり感動

これは炭火コンロ。
別に一つガスコンロがあったけどそれは炒めたりする時用で、この炭火の方は長く調理する時に使っているみたい。

キッチン用具を納めるような棚が無いので全て壁にかけているのが逆に絵になる


今回教えてもらった料理はモックユワックワイ といってざっくり言うとバナナの茎の包み蒸しといったところでしょうか
恐らくレシピをUPしても日本では材料が手に入らないと思うし
川島さんがブログで詳細をアップするはず(笑)
なので、このブログではわたし的に面白かった点をピックアップして書いてみました
(一部の写真は川島さんからお借りしております)
これがバナナの茎。
ここから周りをどんどん切っていって
最終的には直径3cmくらいの太さにします

バナナの茎は切るとめちゃくちゃ糸引いてるのは多分繊維。
おばちゃんは茎を切った後一つ一つ丁寧に手で取り除いていました。

おばちゃんが 上流まで行って取って来た川エビや見た事が無いどじょうみたいな小魚達
この川の恵みと、カットしたバナナの茎、野菜、肉(豚でも鳥でもなんでもOK)、細かくしたもち米、春雨をココナッツミルクと唐辛子ペーストで和えます。


包むの材料はバナナの葉
取ったばかりの葉だと新鮮過ぎて 曲げられないので
このように数字経ってしんなり柔らかくなった葉を使います。
包むのに適当なサイズに手でカットして
その中央に先程の具材を乗せて爪楊枝で蓋をします。
が、これがまた難しい

包み終わったら 蒸し器に乗せて蒸します!

蒸し器に入れたのを見届けた後は、自宅に戻ったため
どれくらい蒸したのかは分かりませんが、2時間くらいしたら
持って来てくれました
でね、このモックユワックワイめちゃくちゃ美味しかった!!!!
バナナの茎は柔らかくなているし、細かくしたもち米がいい感じでもちっとしているし、ソースのココナッツミルクと唐辛子ペーストとのハーモニーも絶妙
おそらくこのソースをベースに中身は色々と変えれる(変えている)んだと予想。
翌日おばちゃんに
「昨日の美味しかった!」と言ったら
「あれぐらいは普通よ〜特別じゃないわ」
とのあっさりした回答を頂きました
おばちゃん、暇な時は1日かけて食材を取るべく川の上流まで登っていっているらしく、いつか山に一緒に入りたい、弟子入りさせてもらえないかな。
とても貴重な経験をさせて頂きました。
おばちゃんとアレンジしてくれた川島さんに感謝!