この記事は2015/2/17のものをリライトしています
さてモン族橋は早朝になると近くのお寺からお坊さんが托鉢しにやってくるので、朝5時くらいからタンブン(お布施)を目的とした観光客が続々と集まってきます。
なので
朝のモン族橋も多くの人で賑わいます。

私も例に漏れずタンブンをして早朝のすがすがしい橋を渡っていた時のこと
橋の手すりから出ている少年を発見
えっ….朝から自殺!?しかも上半身裸

立ち止まってみていると
どうやら
「みなさんからのお金があつまったらこっからジャンプしマース」
という事らしい
見たいか見たくないかっていうと見たい!
ので私も100Bを入れてジャンプを待つ事 数分
いい感じで観客とお金が集まったところで。。。





でこの後 なんと橋をよじ登って再びジャンプ体制に入ったのでした。
まじで
たくましい。。。
で、肝心のお話の続きはココから。
翌日 サンクラブリの市場で肉の串刺しおでんみたいな
初めて見る料理を屋台で食べていると、この少年がやってきたので話しかけました。
私「昨日のジャンプすごかったね~見たよ。あの日は何回ジャンプしたの?」
彼「30回くらい。週末は100回くらいジャンプするよ。そのお金で学校行ってるんだ」
そのお金で学校に行っていることが本当かはわかりませんが、
1回のジャンプにおそらく100バーツ~200バーツくらいは集めているようだったので、って事は少なくても一日3000バーツをあのジャンプで稼いでいる少年。
1ヶ月毎日飛び続けていたら一体いくら稼げるのだろうか?
しかも在庫なんて抱えず必要なのは自分の健康な体だけ。。。。。(笑)
普通であれば
皆と同じようにどこにでもある同じようなお土産を観光客に売る、という方向に走る所を
彼は走らず、
他には誰もやっていない
「世界で二番目に長い橋からただただジャンプしてお金を稼ぐ」
事を実行ている彼。
「そんなの体壊したら終わりでしょう。今だけ」
はいはい、そんな事はわたしにも分かってて
どーでもよくて、それよりも人とは違う発想をしているという点を切り取ってます。
そして
この屋台では終始 、私を含め周りのタイ人観光客にも
「サンクラブリは好き?面白い?」ととびっきりの笑顔で聞いてコミュニケーションを取っている。
最後のお支払いの段階で
300バーツを支払い
おつりは彼女(私)の支払い分にあててね!
と屋台のおばちゃんに告げると同時に、
私のほうを見て
満面の笑みで
「また明日飛び込むから未に来てね」
行きますいきますいきます~~~~~~~!
(注意:実際はバンコク戻りの日だったので行ってません)
ってかさ〜〜〜〜
その身のこなしと全く嫌味のない営業トーク、一体どこで覚えたのでしょうか。
いまどきそんな事ができる若い男子、ゴールデン街でも稀。いや居ないな
久しぶりに 「 ぬぬぬぬぬ、、、おぬしやるな!」な、少年に出会ったのでした。
しかもサンクラブリで。
ただちょっと心配なのは
あまりにも出来すぎていて頭良いから
将来変な方向にだけは進まないでほしいという事でしょうか
出会える場所 : 当分の間 サンクラブリのモン族の橋